雲1つない晴天。 雀の鳴き声だけが聞こえる 4月の土曜日の静かな朝。 少しひんやりとした 清々しい風を浴びながら、 私はバイト先に向かう為 全力で自転車のペダルを漕いでいる。 “ヤバイ!遅刻しちゃう!” と焦りつつも 頭は違う事でいっぱいだった。 “だ、だ、だって あんなにカッコイイ方がお隣に///” ハンドルをぎゅっと握りしめ 更に自転車のスピードを 加速させた。 私、時原 鈴子18才。 恋が始まるの予感なのです。