私は、 愛梨のいるお店の裏に向かう。 すると、愛梨ちゃんは店長とシフト表を見ていた。 『鈴、今日夜は配達だって。早くバイク点検してきなよ。』 『夜の配達任せたぞ!時原』 店長は機嫌が良いらしく…物凄いスマイルを浮かべ、私の肩を叩いた。 『はぁ………頑張ります。』 まぁ、雨降っている日の配達じゃなくて良かった。 ―――この程度の気持ちだった。 まさか、ねぇ? 誰もあんな展開になるなんて… 予想もしないでしょ。