ドアが開く音と共にした、 その大好きな人の声。 「風邪、またぶり返すよ? …早く入って?」 そう言って、梅田さんは 私の腕を引っ張ってから 部屋に入るように背中を押した。 「…………はい。」 部屋に入った途端、 何故だか、分からないけど次第に体の力が抜けていって。 ガクガクになる足。 震え出す体。 緊張してるけど…それ以上に 今にも感情が溢れそう。 頬に何かが伝って、咄嗟に顔を覆った。 「………鈴?」 ━━━私は、その場に崩れ落ちた。