「………心配だったからな。」 「ありがとう。そばにいてくれて。」 「………ああ。 たろと多実は俺が幼稚園に連れていくから。 今日も、ずっと寝てろよ?」 梅田さんは、そう言って 私を包むように抱き締めてくれた。 嬉しいんだけど。 なんか、 ちょっと寂しく感じるのは 何でだろう? そんな事を思っている時だった。 ピンポーーーン チャイムが鳴ったのは。