コツン………… オデコに何かが当たって。 「ん…熱はなさそうだな。」 私は瞑っていた目を開ける。 すると、 梅田さんの顔が目の前にあって。 そのまま動けなくなった。 「面白いな、鈴は。」 そう言いながら 梅田さんはくすくすと笑っていながら、私から離れる。 オデコで熱を計るなんて。 梅田さん、反則すぎる… 「梅田さん、ありえないよ!」 「ごめんって…。ちょっと驚かせちゃった? じゃあ、俺、戻るから。」 梅田さんはそう言って、立ち上がる。 「梅田さん…夜ずっとそばについていてくれたの?」