朝、目を覚ますと……… 梅田さんは ベッドに左の頬をのせて、スヤスヤ寝ていた。 “梅田さんの寝顔、カワイイ… まつ毛、長いんだ………” 朝からドキドキしてしまう。 あ。 梅田さん… 毛布も何もかけていない。 …………このままじゃ、 風邪ひいちゃうよ。 私は、自分の毛布を そっと梅田さんの背中にかけた。 「………ん…」 梅田さんは目を擦りながら 体を起こす。 え、どうしよう 起きちゃった? 「………鈴…おはよ。」