テーブルの上に出てきたのは、
私用の卵粥と、
焼けたケチャップが
香ばしい匂いをさせているチキンライス、
だった。
私を気遣ってくれる
梅田さんのキモチが嬉しい。
「…いただきます。」
「熱いから火傷すんなよ?」
私はお粥を一口、口に運んだ。
熱々のお粥。
口に入れた時、ふわぁ…と広がる
優しい味。
とっても美味しいけど、
とても良い匂いをさせている
チキンライスも気になるな。
たろちゃんと多実ちゃんは、
チキンライスを美味しそうに食べていて。
私は、ほんの少しの間、
無意識にチキンライスを見ていたようで。
「こっちの方が良かった?」
梅田さんは、
首を傾げながら私に訊ねた。
私は首を横に振る。
「食べる?」
自分のチキンライスをスプーンで
すくって、梅田さんは悪戯な笑顔を見せた。


