いつ…だったかな
生新しい制服を着て気分を落ち着かせるのに、あんなに苦労した日。

志望校じゃないとこだったけどそこはそこで楽しもうと思ってた。

今思えばそこでよかったって思ってるけど

もうどうでもよくなってレベルをすごい下に下げた結果、まさかの学年一位をとるという結果に。

あのときは笑ったなぁ

とか、思い出に浸ってみる

桜が風に舞って、校庭を桜の絨毯みたいにしていく

いつしかそれが綺麗という見方になった

窓際の1番後ろ。

私の大好きなクラスメイトを一望できる場所

「那須ー?元気ー?」
「やだなぁ先生!起きてるよ?」
「ん、ならよかった」

いけない、いけないぼうっとしすぎちゃった!

「具合悪いのか?」

そう聞いてきたのは前の席の

早苗 圭 くん

この学校に来て1番最初に話しかけてくれた人

今は私の大親友

…そしてすきなひと

「ううん、大丈夫だよ」

圭くんは心配性だから迷惑はかけられない

「そっか、何かあったら言って」
「うん!」

私は君という存在がすきです

そう、圭くんに優しくされる度に言ってしまいそうになる