よっすよっすー結斗!(咲夜)
お疲れー.......(市河)
この状況早くなんとかしろ(ライ)
いざとなったら僕は逃げるから(爽馬)
早く助けてくれ......頼む......(相生)
ちょっと疲れたから、なるべく早くお願いね(真の女子一同)
そんなメッセージを受け取った結斗はにこやかな表情を保ちつつ
「.........」
己のすべきことを察したようであった
「失礼ですが先輩。相生はそれこそ今、僕と同じ男子寮Bで謹慎中です」
「そうだったな」
「はい。男子寮Bの寮母長の景ちゃんは、僕のクラスメイトながらまさにプロフェッショナル、うちの、完璧で自慢の寮母なんです。
今日もLOSに行きたいと言いつつも、寮母の仕事や相生君の監視もありますし、自分が行けない分、裏方として参加する僕に楽しんできてと声をかけてくれました。
そんな彼女が相生君をみすみす外に出すようなヘマをするはずがありません。誰から聞いたのか分かりませんが、見間違いじゃないでしょうか?」
瀧居は言葉を詰まらせつつ
「この女が見たそうだ」
と有姫を指差す
全員の視線を集めた有姫は肩をすくめて答えた
「分からないわ。私は見たと思ったのだけど、見間違いだったかもしれないわね。景とは同じクラスなの。連絡して聞いてみる」


