「一度落ちたら止まらない!全身痺れる恋の雷(いかずち)、サンダー級プリンセス、ライ!」
確かにその肌寒いキャッチフレーズがその場にいた全員の全身を痺れさせる
しかし登場したその出で立ちには、皆がハッと息を飲むものがあった
「おまえ、かわ」
クールビューティ、しかしその一言で表すにはあまりにも端正でまるでCGのような美女の姿に、思わず咲夜が率直な感想を漏らす
景もため息混じりに「わぁ」と声を上げながら、彼の元へと歩み寄った
「本当にライ?」
鋭く艶を放つ瞳と視線を合わせ、そっと頭一つ高い滑らかな頬へと手を伸ばす
「すごい綺麗だね.....。なんか、実在しないみたい。FFみたい」
「ゲームキャラかよ」
「でもほっぺはあったかいね」
「ほっぺ以外もあったかいけど触る?」
景に頬を触られまんざらでもなさそうなライ
言葉は相変わらずだ


