生徒だけど寮母やります!3

「景ちゃん」


「それって……私も……」



そのあとの言葉が出てこない


それは景にとって、変化(ミニチュアシベリアン)姿を、班員に、妖術科の生徒に見せるということだ




2年生にもなって、たかがそんなことが恐怖でたまらないなんて


なんて情けない


「結斗、私……」




ライが結斗をキッと睨む


全員の視線を集めた結斗は景の元まで駆け寄ると、ふわりと景の頭を優しく抱き込んだ





「大丈夫、景ちゃんは俺と一緒の班だよ」





「おいおいおいおいおーーーーーーーい!!!!」

間髪入れず咲夜が立ち上がってツッコむ



「それは話が変わってくる」

「燃やす」


爽馬とライの表情(かお)がガチだ



「悔しいなら君たちも生徒会(ルールを作る側)に来れば?」

「お前……マジで燃やす」

「行けライ!!爽馬!!」

(おまえ)もちったぁ役に立て!!」

「はぁ!?」




「先輩たちって……本当に本当に残念ですよね」

千冬は汚いものを見るような目で先輩たちがギャンギャン言い合っている光景を眺める



「それに比べていっちー先輩は本ッ当に常識人だねっ」


「だよねミヨちゃん……この寮オリジナルメンバーがヒドイんだよね……」


「うんうん!アイオ先輩も、飲酒とタバコ以外はこの人たちより常識人だよねっ!」


「……」




この夜

班決め騒動は一向に収まらず




残念な先輩たちは一晩


熾烈な争いを繰り広げたのだった