生徒だけど寮母やります!3

「ほーーーーーんとにみんな、ここまで辿り着くのがあまりにも遅くて待ちくたびれちゃった☆」


そう言いながら夕飯のオムライスを頬張る結斗の表情は嬉しそうだ



そんな結斗を尻目に、オニオンスープをすすりながら千加が愚痴を零す

「そういえば今日の学科授業で2年生が、首脳会談とか、魔妖同盟とか、意味わかんないこと言ってたんだけど、何あの茶番」



「何はともあれ、丸く収まったんでしょうか?本当に、本当に大変でしたよ僕たち……」

妖術科に追い掛け回される景を助けた千冬は、結斗とは対照的にげっそりとした表情を見せるも、ぶっ飛んだ先輩だなぁと仕方なさそうに笑みを吐き出した




「うん……みんなには色々と迷惑をかけてごめんね」

結斗が謝ると、市河が首を振る


「後輩たちにも迷惑かけたのは申し訳なかったけど、とはいえ、修学旅行の行先に関しては結斗の一存じゃどうにもならないことなんだから、こうするしかなかったよな」



「でも今までずっと対立してたわけで、そんな上手いこと行きますかねぇ」

夕飯を食べ終えた弥隼は首をひねりながら、空いた食器を重ねて立ち上がった


悲観的な弥隼の言葉に、満宵がウーンと唸る

「魔術と妖術の組み合わせっていうのには結構可能性を感じるかも!……だけど、全員が協力的になってくれないと、全員の署名は集まらないわけだから、そこは難しいかもしれないよねぇ」


「僕もそう思う」

爽馬が賛同すると、それを聞いていた結斗は「そんなの想定済みだよ」と微笑んだ