生徒だけど寮母やります!3



翌朝



2年4組に登校した景は、

教室に入る寸前で異様な雰囲気を感じ取って足を止めた



「入んねーの?」

背後からタイミングを同じくして登校したライに声を掛けられ振り向く


「なんか変だよね?」

「変って……」




それもそのはず


教室の中には珍しく、何名か妖術科の生徒がいて



教室の前方、黒板のど真ん中で全員の視線を集めながら


波屋有姫と妖術科の男子生徒が1対1で対峙して睨み合っていたのだ




「なーーーにやってっだお前ら」


景と違ってライは怯む様子なく、ズカズカと教室に入り有姫に怪訝な視線を向ける


「おはよう火野君、と景」

「おはよう有姫ちゃん。朝から大変だね」


ライの後ろに隠れたつもりでいそいそと教室に入った景も小さい声で挨拶する



景は席につかずスクールバックを肩にかけたまま、傍観していた鈴菜、柊、月沼の横にスッと並んだ


「あれ、喧嘩してんとちゃうで」

「おはよう……そうなの?」

「じゃあなんなんだよ」

さらに景の横に来たらライに尋ねられ、月沼が説明する



「波屋さん曰くあれは……魔妖首脳会談らしい」


と。