十人の住人

22歳 3月1日③

「演技をしている」「演じている」

最初は自分がやってると思っていた。
でも段々と噛み合わなくなってきた。


例えば親から薬のことで

「さっき飲んだっていったじゃない!」

と言われたり

「飲んでるじゃない!忘れたの?」

といわれることが続いたのだ。


さすがに怖くなって自分で日記をつけ始めた。
そこで初めて気づいた。

自分が自分じゃなくなっていることに。