「宇宙、お前にオレ友達紹介したいんだ!」

玄関にひょっこり顔を出した宇宙に少し大人な顔をした祐介が手招いた。

「おれ、宇宙君と仲良くなりたい!」
「僕も!」と口々にそういう子供達に俺は尊敬した。

宇宙は震えた足を一歩、一歩とみんなに近づき、「公園で遊ぼう」と宇宙から誘った。

祐介のおかげで宇宙は他の子達とも少しづつ話せるようになった。

俺にはこんな友達はいなかったなと、少し羨ましい気もする。

いや…俺にだって…友達はいたはずだった…

あの日を栄えに…俺の失敗のせいで…。