宇宙と祐介は雪が多く積もっているところにかけていった。
宇宙は祐介に手を引かれ、戸惑っていたが笑顔を見せていた。

「私、原田日奈子といいます。宇宙くん何歳なんですか?」

祐介の母親はいつもママ友といるのに慣れているのか、俺の隣にすんなり座り仲良くなろうとする。

「俺は四宮春樹です。宇宙は……4歳です」

「ほんとにー?うちの祐介と同い年ね!幼稚園はどこに通うんですか?もしかしたら一緒になるかも知れませんね?」

本当は5歳…なんて言えるわけもなく、普通に戸籍通りの年齢を伝えておいた。

「あぁ、宇宙は幼稚園行ってないんですよ」

「奥様が専業主婦なのですか?」

「い、いえ…妻とは別れまして…。仕事の時は母親が見てくれてます」

「あっ…すいません」

本当にこの人は謝ってばかりだなと思う。
でも実際にそう言われると謝ざる負えないのかもしれないが