隣で寝ていたはずの宇宙は立場が変わり俺の体を揺すり、俺を起こしてきた。 「んぁ…?おはよう…」 ほんの一瞬この場所がわからなくなるがそれはほんとに一瞬ですぐに実家だと気づいた。 「母さ…おばあちゃんは?」 「朝ごはん作ってる〜、しゃけ焼いてるんだってー」 なんと本格的な…俺の時では朝にはそんなもの食べれなかった。 懐かしい朝の香りに俺は目を覚まし、宇宙と手を繋いで匂いをたどっていった。