「ねー、宇宙」

「何パパ?」

フォークをつかみ、上目遣いで口を動かす。
汚れたところをまたティッシュで拭く。

「そろそろ広いところに引っ越そうか」

「ひっこし〜?僕のお部屋もある?」

「勿論!」

「ひっこしするー!」

なーんて、部屋が手に入るのは小学生になってからかな〜、宇宙ごめんね騙して。

でも宇宙の言葉で俺は引越しをすることに決めた。

その夜俺は宇宙を寝かしたあと母親に電話をした。