「じゃ、邪魔だったよね……!
すぐ入ります!」
私は須藤くんの返答を聞く前に教室に入る。
そしたらもう上原は来ていて………
その周りには多くの生徒が立っており、上原を囲っていた。
そして笑い声が教室に響き渡ってるし。
隙間から見える上原はいつも通り、人懐っこい笑みを浮かべていて………
昨日とは、大違いだった。
「おっ、小野田じゃん。
俺偉いから昨日勉強したんだぞ!」
「えー、絶対嘘だろ。」
「海斗がするわけないじゃん。」
「うるせぇな!
したに決まってるだろ!」
いつも通りの笑顔を向けられ、少し安心する私。