蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

「これって……」


柚木さんが部屋の隅まで後ずさりをし、唖然とした表情を浮かべている。


僕が蘇らせ屋だと知っていても、実際に目にすると驚いても仕方のないことだった。


「和男……和男!」


若竹さんが骨に触れようとするので、僕はその腕を掴んで引き止めた。


「もうすぐですから」


小さかった骨は徐々にその大きさを膨らませて行き、座布団一杯に広がってきている。


ここから和男さんの体が整形されて行くのだ。


最初に足ができる。


そして腰、胸、腕、顔。


肉のついたそれがすべて出現し終えた時、光はどこかに消えてなくなっていた。