日曜日の今日は1件蘇らせ屋の依頼が来ているのだ。


依頼者から僕への連絡は主に極秘ルートを辿り、メールで送られてくる。


その中から僕が厳選し、行けそうな仕事を受けているのだ。


「なになに? どこに行くの!?」


大人しくしててと言っているのに、なぜだか柚木さんの目は輝いている。


「仕事」


「仕事って、蘇らせ屋の!?」


「そうだよ。だから今日は1日忙しいから――」


「私も行きたい!」


僕の言葉を完全に遮って柚木さんはそう言った。


「行けるワケないだろ」


「なんで?」