「太陽って何歳だっけ?」


「は? なんだよいきなり」


キョトンとした表情になる太陽に俺は「良いから答えて」と、促した。


「17だけど?」


「だよな」


そう答えると同時に盛大なため息を吐き出した。


「17にもなって死者が蘇るって? それ、本気で言ってる?」


冷静な口調でそう言うと、太陽は難しい表情になり腕をくんだ。


なにやら本気で考えている様子だ。


「太陽は死んだ人に会ったことある?」


「いや、ない」


そこはキッパリと言い切った太陽。


僕はほほ笑んだ。


「だよな。僕もないよ」


「あぁ~、つまり太郎が嘘ついたってことか」


「たぶんね」