蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

整然と変わらぬ、クシャクシャの笑顔を僕へ向けてそう言った。


行きたい場所があるなら親族の人に連れて行ってもらえばいい。


そう思い、集まっている人たちに視線を向ける。


『この前駅前にできたクレープ屋さん! あそこ、行ってみたかったの!』


目を輝かせてそう言う杉田さんは、まるで少女のようだ。


『はぁ……』


僕はまた親族へ視線を向けた。