交信してみないことにはわからない。


僕は目を閉じて呼びかけた。


《うお、なんだここ》


なるほど、この骨は永野敏明の方だったか。


テレビで見るよりも、もっとイカツイ顔をしている。


戸惑っている永野敏明へ向けて僕は語り掛けた。


《初めまして。僕は蘇らせ屋です》


《は? なんだお前?》


突然の出来事に頭がついていかない永野敏明は、ひとまず僕を睨み付けた。


そうやって人を脅して自分のいいなりにさせて来たのだろう。


《君が望むのなら、時間限定で蘇らせることができるけど、どうする?》


《え、マジで? 本当だろうな!?》


永野敏明の目がキラキラと輝く。


自分に有利な話題となるとすぐに食いついてくる。


単純な性格だ。