蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

「それでも、時々連絡を取り合えば昔のあいつがいたんだ。明るくて気さくに話をしてくれて、だから僕も安心してたんだ。高校は通ってないけど、こいつなら大丈夫だって……」


翔平の声が少しだけ震えていた。


「でも、違った。僕の知らないところで、あいつはどんどん変わって行って永野敏明と仲良くするようになって……。2人はあの小屋に女を連れ込むようになったんだ」


「それって、三浦さんのことだろ?」


そう聞くと、翔平は左右に首を振った。


「メイコだけじゃなかった。永野敏明は大の女好きで……だから……」


そこまで聞いて、僕は膝の上で握り拳を作った。