ポツリと呟くようにそう言った。
「そうなんだろうな」
僕は特に驚きもなく、頷いた。
三浦さんの話を聞いてから、亡くなった2人への同情は完全に失われていた。
「大志とは幼稚園の頃から仲が良くてさ、途中まではあいつも本当に真面目だったんだ。それが、中学に上がったくらいから付き合う相手が変化していって、高校には進学せずにブラブラしてた」
思い出すように翔平が語る。
僕はニュース番組で幾度となく見た柿村大志の顔を思い出していた。
眉間に深く刻まれたシワ。
狩りあげられた頭。
見るからに怖そうな風貌をしていた。
「そうなんだろうな」
僕は特に驚きもなく、頷いた。
三浦さんの話を聞いてから、亡くなった2人への同情は完全に失われていた。
「大志とは幼稚園の頃から仲が良くてさ、途中まではあいつも本当に真面目だったんだ。それが、中学に上がったくらいから付き合う相手が変化していって、高校には進学せずにブラブラしてた」
思い出すように翔平が語る。
僕はニュース番組で幾度となく見た柿村大志の顔を思い出していた。
眉間に深く刻まれたシワ。
狩りあげられた頭。
見るからに怖そうな風貌をしていた。



