蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

☆☆☆

「珍しいな。潤が呼び出すなんて」


そう言ったのは翔平だった。


メッセージに連絡はなくても学校には来るだろうと思っていた。


話をするなら、このタイミングしかないとも。


昼休み、僕は翔平と2人で学校の裏庭に来ていた。


食堂でご飯を食べ終えた翔平を、半ば強引に連れて来たのだ。


「三浦さんの自殺について、詳しく知りたい」


「もういいだろ、その話は」


翔平はそう言って僕から視線を外した。


空は憎いほどに青く、気温も高い。


本当ならすぐに教室へ戻って快適な温度と湿度の中で昼寝でもしていたいところだ。


「じゃあ、三浦さんと大山山について話を聞きたい」