「殺された……?」


尾崎さんは唖然とした声を出し、そのまま黙り込んでしまった。


「何言ってんだ。メイコは自殺したんだ」


翔平が三浦さんへ近づいていく。


「来ないで!!」


叫び声にビクリと反応して、翔平は足を止めた。


「メイコ……殺されたって、一体どういうこと……?」


尾崎さんがそう聞いた時、三浦さんの体から鈍い光が見え始めた。


まずい。


もうタイムリミットだ。


三浦さんが言葉を選ぶように考えている間に、体内からあふれ出す光はどんどん強くなっていく。


三浦さんの口が、なにかを決心したように動く。


しかし、その声はすでに音にはならなかった。