蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

駆け寄って詰め寄ると尾崎さんが息を切らして立ち止まった。


その向こう側で翔平も立ち止まる。


「急に家から逃げ出したの」


オロオロした様子でそう言う尾崎さん。


「急に……?」


僕の後ろから追いかけて来た柚木さんが首をかしげてそう言った。