蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

ハッとして顔を上げると、そこには素足で走って行く三浦さんの姿があった。


その後を尾崎さんと翔平が追いかけている。


まずい!!


僕は無意識の内に立ち上がり、走り出していた。


「ちょっと待って!」


僕の後ろを柚木さんが追いかけて来る。


誰もいないレジカウンターに千円札を一枚、投げるように置いて店を出た。


三浦さんたちが走っていた方向へ足を向けると、翔平と尾崎さんの後ろ姿が見えた。


「一体どうしたんですか!?」