翔平と三浦さんにそこまでの接点があったことも、今日初めて知ったのだし。


「あ、そうか。だから不自然なのか」


僕は思わず声に出してそう言っていた。

学校内で翔平と三浦さんが一緒にいるところはそんなに見ていない。



翔平自身も、2年生に上がってからは接点が少なくなったと言っていた。


それなのになぜ、ここまでするのか。


引きこもりになった三浦さんを心配するのはわかる。


でも、現実にいるのかいないのかわからない『蘇らせ屋』に関することまで首を突っ込んできているのが不自然なのだ。


「私たち、ここにいていいのかな」


「え?」


「あの家から出てきてよかったのかな」


柚木さんの言葉に僕は一旦思考回路が停止した。