蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

白と黒の家具で統一されていて、とてもシンプルな部屋だ。


綺麗過ぎて寒気がした。


「メイコって綺麗好きだったもんね」


部屋に入って来た柚木さんがそう言った。


「そうですね。あの子が生きていた頃には家も綺麗だったんですが……」


尾崎さんはそこで言葉を切った。


今はすでにあの有様だ。


けれどここだけ汚されていないということは、ほとんど足を踏み入れられていないからだろうか。


「メイコの骨はこっちです」


尾崎さんはそう言って勉強机へと向かった。


見ると小さな骨壺が置かれているのがわかった。


玉子型をした、青い色の骨壺だ。