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それから僕らはさっきのカフェに戻ってきていた。
同じ窓際の席に座り、写真の男と真理さんのロッカーから出て来た栞をテーブルに置く。
「この名刺、きっとこの男のものなんだろうな」
僕は写真と名刺を交互に見てそう言った。
「そうだね。ストーカー男の名刺を持って帰るわけにはいかなかったんだろうね」
柚木さんはそう言いながら、さっきから僕のスマホを操作している。
『ちょっと貸して』と言われて貸したものの、なかなか帰ってこない。
「やっぱり非通知設定じゃダメか」
僕のスマホを耳に当てて柚木さんが呟く。
「それ、まさかこの山本って人に電話しようとしてる?」
そうだろうと感づいていたものの、一応そう質問した。
「もちろんだよ」
柚木さんは大きく頷く。
それから僕らはさっきのカフェに戻ってきていた。
同じ窓際の席に座り、写真の男と真理さんのロッカーから出て来た栞をテーブルに置く。
「この名刺、きっとこの男のものなんだろうな」
僕は写真と名刺を交互に見てそう言った。
「そうだね。ストーカー男の名刺を持って帰るわけにはいかなかったんだろうね」
柚木さんはそう言いながら、さっきから僕のスマホを操作している。
『ちょっと貸して』と言われて貸したものの、なかなか帰ってこない。
「やっぱり非通知設定じゃダメか」
僕のスマホを耳に当てて柚木さんが呟く。
「それ、まさかこの山本って人に電話しようとしてる?」
そうだろうと感づいていたものの、一応そう質問した。
「もちろんだよ」
柚木さんは大きく頷く。



