主を失ったロッカーはステッカーもネームも外されている。
けれど、原田さんが使っていた当時はみんなと同じように可愛いステッカーを張っていたようで、その跡だけは残っていた。
「原田さんね、自殺する前にロッカーのデコレーションも綺麗に剥がしたのよ。新しいものに貼り返るのかと思って聞いたら『もう飽きちゃって』って言ってたけど……」
「原田さんと仲がよかったんですね?」
柚木さんの言葉に、店員さんは頷いた。
「私、ロッカーが原田さんの隣だったの」
そう言い、指さす。
そこには飯田とかかれたロッカーがあり、花のステッカーが数枚貼られている。
けれど、原田さんが使っていた当時はみんなと同じように可愛いステッカーを張っていたようで、その跡だけは残っていた。
「原田さんね、自殺する前にロッカーのデコレーションも綺麗に剥がしたのよ。新しいものに貼り返るのかと思って聞いたら『もう飽きちゃって』って言ってたけど……」
「原田さんと仲がよかったんですね?」
柚木さんの言葉に、店員さんは頷いた。
「私、ロッカーが原田さんの隣だったの」
そう言い、指さす。
そこには飯田とかかれたロッカーがあり、花のステッカーが数枚貼られている。



