連れて来られたのは従業員入口だった。
ここから先はもちろん僕らは入った事がない。
なんだか特別な扱いをされている感じがして悪い気はしないが、緊張する。
「どうぞ」
灰色の扉を押し開けて促され、中へ入る。
中には灰色の通路が伸びていて、その左右に色々な部屋があることがわかった。
休憩室と書かれた部屋の向こう側からは、談笑する声も聞こえて来る。
そこを通り過ぎて真っ直ぐ行くと、右手に女子のロッカールームが現れた。
「今は誰も使っていない時間ですので、どうぞ入ってください」
そう言われても女子のロッカールームなんて初めて入る場所だ。
緊張と罪悪感で、僕は廊下で足踏みをしてしまった。
「なにしてるの」
後ろから柚木さんが僕の腰をつつく。
こういう時にこそ柚木さんに先に行ってもらいたいのに、本人は知ってか知らずか前に出て来ようとしない。
ここから先はもちろん僕らは入った事がない。
なんだか特別な扱いをされている感じがして悪い気はしないが、緊張する。
「どうぞ」
灰色の扉を押し開けて促され、中へ入る。
中には灰色の通路が伸びていて、その左右に色々な部屋があることがわかった。
休憩室と書かれた部屋の向こう側からは、談笑する声も聞こえて来る。
そこを通り過ぎて真っ直ぐ行くと、右手に女子のロッカールームが現れた。
「今は誰も使っていない時間ですので、どうぞ入ってください」
そう言われても女子のロッカールームなんて初めて入る場所だ。
緊張と罪悪感で、僕は廊下で足踏みをしてしまった。
「なにしてるの」
後ろから柚木さんが僕の腰をつつく。
こういう時にこそ柚木さんに先に行ってもらいたいのに、本人は知ってか知らずか前に出て来ようとしない。



