蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

学校の帰りや外出中に男たちに拉致され、小屋まで連れていかれた柚木さんがそこに置いてあった道具などを使って相手を殺した。


と、いうことなんだろうか。


「と、ところでどうして僕なんかに相談を?」


考えてもわからないことを後回しにして、僕はそう切り出した。


できればもう、一刻も早くお帰り願いたい。


ひとまずと思って家に呼んでしまったのは僕だけど、失敗だったみたいだ。


「だって、クラスメートじゃん」


そう言われて僕は瞬きをして柚木さんを見た。


柚木さんはいたって真剣な表情をこちらへ向けている。