蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

柚木さんはそう言い、マウスを背中に回して隠してしまった。


「この依頼は受けない」


「どうして!?」


「危険だからだ」


「危険?」


僕は頷く。


「ストーカーという目に見えた危険な相手がいる」


「それで依頼を断るの?」


「そうだよ。自分の身を守ることが一番だから」


そう言うと、柚木さんの表情が歪んだ。


悲しそうな、悔しそうな顔。


今にも泣き出してしまいそうにも見えて、僕は一瞬うろたえた。