蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ

「だって、そうしなきゃ可愛そう」


若竹さんが驚いたように顔を上げた。


可愛そうって、たったそれだけで僕らがなにかできると思ってるんだろうか。


あまりにも無謀な判断に僕の胃はキリキリと痛くなって来た。


「大丈夫ですよ。だって私はホームズですから」


柚木さんは口角を上げて笑い、そう言ったのだった。