その時、若竹さんが立ち上がりカーテンをキツク閉めてしまった。


まるで追い出された気分だった。


「僕らが間に入ることはできないみたいだな」


今の行動は明かな拒絶だ。


「そうだね。まだ2人きりで話しがしたいんだね」


柚木さんの言葉に僕は頷いた。


どうか2人の話が幸せな形で治まりますようにと、願いながら。