「え?用意してくれるの?」
「当たり前だよ。助けちゃったんだから、責任持って君が帰れるまで……お世話をするよ」
お世話って言う年齢でも身分でもないって突っ込もうとしたが喉まで出かけてやめた。
ついてきてと言われ、後ろを追う。広い階段を上ると部屋が何室かあって、一番左側の部屋についた。1人で住むのにちょうどいい広さの部屋。居候の身ならば、十分すぎる広さ。
「ここ使ってもいいの?」
「うん、好きなようにね。……でも、1つだけ守ってね。」
にこやかな顔からまた真剣な顔に変わる。私は思わず固唾をのんだ。


