この人曰く、私は私の住む世界とは違うところに迷い込んだらしい。そして“匂い”がココの住人と違うからわかるらしい。 そのため、よそ者を嫌う住人はよそ者に殺意を向ける、と。 「え?ここって、私の住んでる世界とは違うの?」 「そうだよ。どうしてつながってしまったのかわからないけど、ここは君の住む世界ではない。」 異世界に来てしまった自覚はないけれど、嘘をついているようには思えない。 「……私、帰れないの?」 特別帰りたいわけじゃないけれど、なんだかこの街は怖い。