「殺すつもりなんてないさ。むしろ君の命を救ったのに。」 「え?私、命狙われてたの?」 確かに鋭く睨まれはしたが、お客の命を狙うなんてことはないだろう。 「殺意を感じなかったかい?」 「……鳥肌は立ったけど、そこに殺意が含まれてたの?あと、どうして私の命が狙われているの?」 この人の言ってることが難解すぎて、質問攻めになる。 「いい?真剣に聞いてね」 さっきまで笑っていたのに、いきなり真面目な顔をする。そして私の肩を掴み、真っ直ぐみつめる。