The unknown town


「……何かあったら誰かに言うんだよ」


 ポン、と頭を一度なでて部屋をあとにする。暖かさを感じて、少しくすぐったく感じる。
久々の料理ということで緊張するけど張り切っていこう。


「ねぇリセ?何作るの?」

「んー、これかな」


 リセが指さしたのはグツグツ煮込んでる何か。見慣れないけど普通に美味しそう。

「じゃあこれ切って」

 渡されたのは人参のようなオレンジの食材。久しぶりに包丁を握るから、失敗しそうで緊張する。