The unknown town


 新しく切り開かれてできた道なんだろうと、あのときの私は軽く考えていた。今思えば後悔している。


「全然出ないじゃないかぁ」


 涼しいと言えど、夏。のどが渇いたけれど、あいにく飲み物を持ち合わせていない。


(今更引き返すのも面倒くさいなぁ)


 そう思っていると、少し先に家のような、お店のようなものが見えた。

(ラッキー。こんなところに建ってるのは驚きだけど。)

 更に進むと、一軒だけでなく二軒三軒……更に市場のテントまで。