The unknown town


「ここは俺が引き継いだってだけ……

そうだ。みんなと挨拶しようか」

 どんな人がいるのだろうか。優しい人とか、面白い人だといいな、と思いながらルフのここで待っててという指示に従う。

 待つのに少し飽きてきて、部屋を見渡してみる。ふと窓の外が目に入った。いつも見ていたような青い空が広がっている。やっぱり元の世界が恋しい。どうしてこうなってしまったのだろうか。空を見つめていると後ろで音がした。


「ミワちゃん……!」

 私は呼ぶ声に気づかず、ボーッとしていたようだ。カーテンを閉める音にハッとする。


「下に来てくれるかな?」