初恋〜ずっと、キミだけを〜

「ふっ…どういたしまして。試験、頑張ろうね。」

「う、うんっ…!」

そして、ドキドキしながらも順調に問題を解くことができた。

貸してもらったシャーペンを、彼に返す。

「あ、あの、ありがとうございました!本当に助かりました!」

頭を下げ、シャーペンを差し出す。

「よかった。このシャーペン、どうだった?」

「あ、すごいの!本当に問題スラスラ解けちゃった!へへっ」

「でしょ?お互い、受かるといいね。」

「うん!あ、あの!名前…聞いてもいいですか?」

「あ、うん。僕は白咲 叶斗(しろさき かなと)。君は?」

「あ…瀬尾 璃桜…です。白咲くん…」

「叶斗でいいよ」

「う、うん!叶斗くん、よろしくね。」

「こちらこそ。瀬尾」

この日から、あたしは彼…白咲 叶斗くんを好きになった。