先ほど買ったストレートティーを一口飲むと、大翔からの視線を感じた。
ペットボトルの飲み口に口を当てたまま視線を右にずらすと、こちらを見る大翔が視界の片隅に現れた。
「なに、気持ち悪い」
ペットボトルの蓋を閉め、大翔の方へ顔を向けて言った。
「いやなんか……。美紗とって、今日がはじめましてでいいんだよね?」
「さあね。まあそうでしょう。なに、どこかで会った気でもするの?」
「いやあ、どうなんだろうって感じ」
「ふうん……。まあ、わたしの記憶にはない」
言いながら、スーパーで色白な男とぶつかったことを思い出した。
もう一度大翔を見ると、彼は上下の唇を隠すように口の中に入れ、軽く両手を上げた。
わたしは「撃たねえよ」と苦笑する。
「ただ、わたしもあんたに似た人に会ったような気がするだけ」
「ああ、そうなんだ」
大翔は言いながら手を下ろした。
「俺に似た人と会った気がするなら……」
もしかしたら同じ日のことを思い出してるのかもしれないね、と大翔は気持ちの悪い言葉を続けた。
ペットボトルの飲み口に口を当てたまま視線を右にずらすと、こちらを見る大翔が視界の片隅に現れた。
「なに、気持ち悪い」
ペットボトルの蓋を閉め、大翔の方へ顔を向けて言った。
「いやなんか……。美紗とって、今日がはじめましてでいいんだよね?」
「さあね。まあそうでしょう。なに、どこかで会った気でもするの?」
「いやあ、どうなんだろうって感じ」
「ふうん……。まあ、わたしの記憶にはない」
言いながら、スーパーで色白な男とぶつかったことを思い出した。
もう一度大翔を見ると、彼は上下の唇を隠すように口の中に入れ、軽く両手を上げた。
わたしは「撃たねえよ」と苦笑する。
「ただ、わたしもあんたに似た人に会ったような気がするだけ」
「ああ、そうなんだ」
大翔は言いながら手を下ろした。
「俺に似た人と会った気がするなら……」
もしかしたら同じ日のことを思い出してるのかもしれないね、と大翔は気持ちの悪い言葉を続けた。



