涙に逢うまでさようなら

そんな彼女に対し、

オレンジ地に白い輪郭でみかんが描かれ、その下に白い文字でみかんとアルファベット大文字で書かれたトップスにデニムの短パン、

足元は白いスニーカーという出で立ちのちいたんさんには、なんとなく安心感を感じる。


「そうそう。今日は二人にね、看板作りを手伝ってもらおうと思ってね」

「看板作りって大道具さん担当じゃないの?」

ちいたんさんの言葉に、なっちは「大道具担当のあたしが人の力を要したからみいちいコンビを呼んだの」と返す。

「いいじゃない、ちいたん。ななちゃんの言うことなんだから、きっとわたしたちにも手伝えることがあるんだよ」

みいぽんさんの言葉のあと、ちいたんさんは「役に立たなくても知らないよ?」と続いた。

「大丈夫です。お二人には、デザインを一緒に考えていただきたいので。

わたしたちなりにいろいろと考えたのですが、他の方の意見も聞きたくお呼びしました」

わたしが言った。

「そっか。まあ、役に立てそうならよかった。うちこう見えて細かい作業しかできなくてね。さらに、役に立てないと虚無感感じるやつだから」

ちいたんさんの言葉に、「今回は君らのセンスを酷使してやるから安心したまえ」となっちが返す。