涙に逢うまでさようなら

「よし、これで全部の天板と下のをお洒落に大きな変身をさせれば完成だよ」

なっちの言葉を合図に、六つ目のダンボール製の机が完成した。

畳まれていた長方形の枠を広げ、その上に長方形の厚いダンボールを置いただけの机で、今のところ制作費用は一円もかかっていない。


なっちの母親曰く、「ダンボールって結構丈夫なのよ」とのことらしい。

そのため、練り香水や匂い袋、アクセサリーといった小物を並べるくらいの目的であれば十分すぎるほどの机ができるとのことだった。

普通のものとは少し違う丈夫なダンボールは、なっちの母親に取り寄せてもらった。

それをなっちにここまで持ってきてもらい、組み立てたというところだ。