涙に逢うまでさようなら

自室へ戻ると、時計は十七時前を表していた。

起きるのが遅かったのか本屋で悩んだ時間が長かったのかと一瞬考えたが、答えは出なかった。


シャワーを浴びて再び自室へ戻ると、わたしは本屋の袋を開けた。

購入した二冊の本をテーブルに並べる。

最終的に、P言語と簿記の本を購入した。

簿記は、当時苦手ではなかった算数のような内容であることを理由に購入した。

結局今までの学習とさほど変わらないような気もするが、

中学高校程度の数学や英語を学ぶより簡単であろうという考えの方が今は強い。

もしも挫折したら、図書館の大翔と勉強していた席で勉強する気でいる。

そこには、どれだけ短く見積っても十一月までは彼の姿もあるはずだ。


帰り道のコンビニで購入したスティックパンをかじりながら、簿記の本に軽く目を通す。

最初の方には、資産、収益、費用などの聞いたことがある上意味もある程度わかる言葉が書いてあった。